デグーの食事完全ガイド!おすすめの餌と絶対に避けるべき食材

基礎編

デグーの健康を守るには、正しい食事管理が欠かせません。主食となる牧草や副食のペレット、おやつの選び方から、与えてはいけない危険な食材まで、食事についてしっかり理解することが大切です。

この記事では、デグーの食事に関する具体的なガイドをご紹介します。デグーにおすすめの餌や食べさせてはいけないもの、さらに健康的な食生活を維持するための管理方法まで、詳しく解説していきます。

この記事を読むことで、あなたのデグーが長く健康で幸せに暮らせますよ!

デグーの食事の基本:健康を守るためのポイント

デグーは完全草食動物

デグーは草食動物で、自然界では草や葉、樹皮などを食べています。 体質的に糖分の代謝が苦手で、特に甘いものには注意が必要です。 糖分の過剰摂取が糖尿病などの原因になるそのため、飼育下では糖分を避けた食生活が基本です。

また、デグーはチンチラやカピバラと同じテンジクネズミ目に属し、消化に適した食材が限られています。そのため、飼育環境で考えてはしっかり選ぶことが大切です。

主食としておすすめの牧草

デグーの主食は牧草で、特に「チモシー」と呼ばれるイネ科の牧草がおすすめです。 繊維質が豊富で、消化や歯の健康に役立ちます。 牧草の刈り取り時期によって「1番刈り」「2番刈り」 「3番刈り」があり、それぞれ固さや繊維量が異なります。

  • 1番刈り:繊維が豊富でしっかり。
  • 2番刈り:柔らかめで子供のデグーにも適応。
  • 3番刈り:さらに柔らかく、床材としても使えます。

牧草はケージ内に常に新鮮な状態でセットして。毎日チェックし、汚れたものは取り除きましょう。

ペレットの選び方と与え方

デグー専用のペレットは副食として与えます。主食の牧草とバランスをとるため、ペレットの量は少なくしましょう。パッケージに記載された推奨量を参考にすると、過剰摂取を防げます。

また、デグー用ペレットは栄養バランスが考えられていますが、糖質や脂肪分が含まれる場合もありますので成分表示をよくご確認ください。

おやつは必要ですか?正しい与え方

おやつはデグーとのコミュニケーションを深めるために役立ちますが、甘いものや脂肪分の多いものは避けましょう。例えば、以下のおやつがおすすめです。

  • 大麦
  • 乾燥野菜(無添加)
  • デグー専用ペレットを少量

ひまわりの種やナッツ類も喜んで食べますが、高脂肪なので量を管理してください。与えすぎると肥満や健康問題につながります。

食事の注意点と保存方法

牧草やペレットを保管するときは、湿気や虫害に注意してください。 特に牧草は大量購入した場合、通気性の良い容器や乾燥した場所で保存するのがベストです。

また、古くなった牧草はデグーの食欲を減退させる可能性があります。

デグーにおすすめの餌

デグーに適した牧草の種類

デグーの健康を支える主食として、牧草は欠かせません。 特に以下の種類がおすすめです。

  • チモシー(イネ科):繊維質が豊富で歯の摩耗を助け、消化にも良い。1番刈りは成体、2番刈りや3番刈りは幼体や高齢個体に向いています。
  • アルファルファ(マメ科):高タンパク・高カルシウムで、成長期や妊娠中のメスに一時的に適していますが、肥満や尿路結石のリスクがあります。

牧草は常に新鮮な状態で提供し、汚れたものは取り除きます。デグーが自由に食べられる環境を整えることが大切です。

2-2 デグーフード(ペレット)の選び方

市販されているデグー用ペレットは副食として役立ちます。選ぶ際のポイントを以下にまとめました。

  • 成分チェック:低糖質で、高脂肪ではないもの。
  • 量を調整:牧草を主食にするため、ペレットは全食事量の2~3割程度が理想です。
  • 粒の形状:デグーが食べやすいサイズや形状を選びましょう。

ペレットは一日に予定量をしっかり測り、残りを食べられない場合は新鮮なものに取り替えてください。

安全で健康的なおやつ

デグーのおやつ選びは慎重に。以下のようなものが適しています。

  • 乾燥野菜(無添加):キャベツ、ブロッコリーの葉、チンゲン菜など。
  • 穀類:大麦やオートミール(無添加のもの)。
  • デグー専用おやつ:市販のおやつは、成分表示を確認し、糖質や添加物が含まれていないものを選びます。

少量ずつ与え、食べ残しは必ず廃棄してください。これがデグーの健康を守る秘訣です!

栄養バランスを考えた組み合わせ

デグーの食事は、牧草、ペレット、おやつをバランスよく取ることがポイントです。

  • 牧草:常に新鮮なものを提供します。
  • ペレット:一日分を適量に分けて評価。
  • おやつ:トレーニングやコミュニケーション時に少量を。

この組み合わせで、デグーにとって理想的な食生活を提供できますよ。

デグーに与えてはいけないもの:危険な食べ物リスト

ネギ類やアボカドがNGな理由

ネギ類(玉ねぎ、ニラなど)やアボカドは、デグーにとって毒性のある成分を含んでいます。

  • ネギ類:赤血球を破壊する物質が含まれ、貧血や中毒症状がある。
  • アボカド:脂肪分が多く、ペルアボカドに含まれるシンという物質が中毒を起こす可能性があります。

これらの食品は、絶対に与えないようにご注意ください。

甘いものや加工食品が危険な理由

デグーは糖分の代謝が非常に苦手です。甘いものや加工食品は健康に深刻な影響を思います。

  • 甘いもの:果物やドライフルーツ、チョコレートなどは糖尿病の原因になります。
  • 加工食品:人間用のクッキーやせんべい、ケーキなどは塩分や脂肪分が多すぎて、内臓に負担がかかります。

特にデグーは体重が軽いため、少量でも過剰に摂取されることが多いです。

生野菜の注意点と適量

キャベツや小松菜など、一部の生野菜はデグーに適していますが、水分量の多さに注意が必要です。

  • 適した野菜:小松菜、キャベツ、ブロッコリーの葉、チンゲン菜。
  • 注意点:水分過多により下痢や軟便の原因になる場合があります。少量ずつ与えて、体調を観察しましょう。

多量を与えることは避け、野菜を与えた日は健康の状態をチェックしてください。

他の動物用フードが代用できない理由

ハムスターやラット、猫、犬用のフードはデグーに適しておりません。

  • ハムスターやラットフード:高カロリーで脂肪分が多く、糖質分を多く含む場合があります。
  • 犬・猫用フード:肉や魚が主成分のため、草食動物のデグーには必要です。

代用できるのはチンチラ用フードですが、完全に適しているわけではないため、デグー専用フードを選びましょう。

デグーの食生活を管理するコツ

食事記録をつける

デグーの健康を守るために、日々の食事内容を記録するのは非常に効果的です。

  • 食べた量や種類を記録:牧草の減り具合やペレットの消費量をチェック。
  • 体重の変化を記録:食生活の変化が健康状態に与える影響を認識できます。

特に病気の早期発見には役立ちます。

健康チェックと食事の見直し方法

デグーの健康状態を確認するにはまず、以下のポイントをチェックしてください。

  • 便の状態:適切な食事としている場合は、便が一定の形状です。 下痢や軟便が続く場合は食事を見直します。
  • 体重:体重の大幅な増加は不健康のサインです。週に1回程度、体重を測ってもよいでしょう。

これらの情報をもとに、食事内容を調整していくことで健康維持に役立ちます。

味覚に通じたデグーとのコミュニケーション

デグーと触れ合う時間は、信頼関係を築く貴重な瞬間です。

  • おやつタイムを活用:手でおやつを与えることで、デグーとの距離が縮まります。
  • 声掛けや名前を呼ぶ:食事の際に優しく声をかけると、デグーが安心感を抱きます。

これを繰り返すことで、デグーは飼い主の存在に慣れてくれるはずですよ。

長く健康に暮らしてもらうための工夫

デグーの健康を守るには、飼い主の心配りが重要です。以下のような工夫を取り入れましょう。

  • 新鮮な餌を提供:古いな牧草やペレットはすぐに交換。
  • ストレスフリーな環境:静かで快適なケージを整える。
  • 定期的な健康チェック:獣医さんによる検診も定期的に行う。

これらの取り組みで、デグーが長く健康で幸せな生活を送れるようサポートしてあげてください。

まとめ:デグーの食事完全ガイド!おすすめの餌と絶対に避けるべき食材

デグーの健康を守るためには、正しい食事管理が重要です。 主食である牧草は新鮮なチモシーを中心に、副食としてペレットをバランスよく取り入れましょう。 おやつも適量で、健康的なものを選びことがポイントです。

ネギ類やアボカド、甘いものなど、デグーにとって危険な食品は絶対に避けてください。日々の健康チェックや食事記録をつけることで、トラブルを避けることができるため、より良い生活環境を提供できます。

この記事を参考に、あなたのデグーが安心して暮らせる食生活を実現してくださいね。